6月20日 洗足池まで歩き
朝起きると熱は下がっていたが、バイトは休むことに。
ジャムパンを2,3切れいただいて、午後まで寝る。
日差しを浴びながら眠ると、夢が極めて現実的に感じられる。
明晰夢のように「あ、これは夢だ」とわかるわけではないが、目覚めた後にまるで実体験のように夢の内容を鮮明に覚えている。
午後に起きると、ひどく怠い。
何か食べようと台所に行くと、母と親戚のおばさんが談笑していて、自分が冷蔵庫を開けると会話がピタリとやむ。後を追って、あーでもないこーでもない言ったりして。
イライラしながら納豆ご飯を食べる。
腹が満たされると、気持ちが落ち着いて、逆に申し訳なかったと思い、落ち込む。
ハァ~さっぱりさっぱり
まだ風邪っぽいが、外を歩きたくなり、東横線方面へ。
大岡山駅で下車する。
改札を出て、東工大とマックが見える交差点を目にした時、心地良い風が吹いた。にわかに気分が良くなる。
その地域の持つ雰囲気というものがあって、大岡山のこの感じ、やっぱり良い。
駅前の古本屋「タヒラ堂」がシャッター閉まっており、店を辞めてしまったのかとがっくりくる。
しかしよく考えれば、古本屋は月曜休みが多いみたいだし、閉店は早合点だったか。うん、多分お休みだっただけだろう。
洗足池まで歩き、神社で参拝。
太った黒猫と老夫婦。
写真を撮っているのかと思ったら、ばーさまが餌をあげている。
地味にタチの悪い行為である。。。神主さん大変だ。
洗足池は抜群に美しく、空気が澄んでいる。
池の良さって、川とも海とも違う。何とも言えない清澄さみたいなものが。
池のへりに近づくと、カメが寄ってきた。
クサガメだ。
中くらいのから大きいのまで、4,5匹。
ミドリガメがいないことに感心する。(たいがいの池や川では、大きくて生命力の強いミドリガメが幅をきかせているものなのです)
人間の手の届くところに自ら寄ってくるカメ。明らかに餌を欲しがっている。
しかし、この男は餌をくれないとわかると、奥へ戻っていく。そして次のカメがねだりにくる。その繰り返し。
ここのクサガメは、甲羅がすごく綺麗なことに気付く。
赤茶色の苔は生えているものの、変な言い方になるが綺麗な苔の生え方。
子供のころカメを飼っていた時は、もっと苔が長くなったり、首の部分が汚れたりしていたと思う。
やはり天然 is ベストということだ。当たり前か。
ずっとカメを眺めていると、小さな女の子が池に寄ってきた。
大人があまり占拠するもんではないなと立ち去ろうと思った矢先、女の子が持っていたピンクのゴムボールを落としてしまう。
わたしは慌ててボールを拾って渡してやり、お母さんに軽く会釈してその場を去った。
池を一周して帰ることに。
洗足池は、歩いてみるとやけに長く感じる。大岡山駅から池までの片道と、池の周り一周、同じくらいに感じる。調べませんが。
道路側の池では、ミドリガメが日光浴していた。ミドリガメとクサガメ、棲み分けしているのだろうか。
風邪が治ったわけではないので、少しぶらついてすぐ帰るつもりだったが、1時間半くらい歩き回ってしまった。
今宵は遂に扇風機を出した。
自分に風を当てなくても、空気を循環させるだけでだいぶ涼しいね。