7月19日 田町の逆サイド

・仕事中、震度2の地震にビビる。

バイト終わり、浜松町のドトールで読書。

・その後、田町まで歩く。

 

バイト終わり、心身ヘトヘトになってしまい、気分転換にドトールに入る。

その後、田町まで適当に歩く。かなり気分が晴れてきた。

日中の暑さが和らいで、心地よい風が吹く。

空を見ると、雲の合間からオーロラのように光が射しこんでいる。神秘的な美しさだ。

色合いも含めて、こんな空は生まれて初めて見たような気になる。

そうして空を眺めていると、懐かしい学生時代にタイムスリップした感覚に陥る。

今、自分がどこにいるのかわからなくなる。いくつもの時間軸が混同する感覚。

また、一つ前に進む予感がした。それは、良いこともあれば、思いがけないことも含む変化だが、前進という意味では疑いなく正しい変化。

ただし、変化には時間がかかるだろう。日々目の前にあるような時間軸で、人生は進んでいかないということ。

ただ焦りだけが不要なものだ。

信じていれば、焦る必要がなくなり、今の状況から悩みや苦痛が消える。

 

田町駅に着いて、見覚えのある駅前の景色にはっとする。

田町駅というと、海側のビジネス街のイメージしかなかった。

就活していたとき、大手IT企業の選考で行った記憶だけがあった。

しかし、駅の逆側は、カフェなどのお店が多く、学生街でもある場所だった。そう、大学生のころ、彼女と品川から歩いたところだ。

裏路地を歩いて、ラーメン屋に入ったのを覚えている。

品川から歩いて行って、こんな感じの街並みがあるんだ、良いところだね、という話をした。

そうだ、田町の裏側はこの景色だった。

ドライなばかりと思っていた人の、もう一つの顔を見た時のような、ほんの少し救われた気持ちになった。